死がうつ病の原因に

死がうつ病の原因になる

看護婦

死がうつ病の原因になることの考察をいたします。 生物として生まれた以上、死はどうしても避けられない運命にあります。 死について考えるのは人間の理性の特徴だと思われますが、考えても答えが出ないというのもまた大きな特徴です。 「どうせ死ぬのになぜ生きなければならないのか」、これは思春期に限らずとも、生きていれば誰もがふと考える命題ではないでしょうか。楽しいときは、そのようなことは考えませんが、ふと孤独を感じたり、競争に疲れたとき、人はそのようなことを考える傾向にあるようです。 もちろん答えなどありません。しかし生きているからこそ、問いそのものが可能となるわけで、まず生きるということが、全ての前提条件にあるのは間違いないのです。 死をうつ病の原因にするとき、それは本当の意味で、死を理由としてはいないということです。

ジョーカーとしての死

論理的思考の果てに死の問題があります。 ノーベル文学賞受賞者のアルベールカミュは、自著「シーシュポスの神話」の冒頭で以下のように問うています。 「真に哲学的な問題とは、人生が生きるに値するか否かを問うことである」 カミュはその後も延々と死について試論を重ねますが、最後は、「答えなど出ない、今を死に物狂いで生きるより他はない」という結論に至っています。 このように死は論理的に突き詰めることが不可能といえます。それでも問うことに意味があるのですが、死はあくまでもジョーカー、深入りすることで足元を掬われるネタといえるでしょう。 死について思い巡らして、それがうつ病の原因となる人もいますが、それは論理的整合性を欠いているといえるでしょう。理解できないこと、わからないことについては、沈黙するより他ありません。 死がうつ病の原因となることの考察でした。